目次
矢羽根模様とは?
*動画講座:2020.6/10字幕付ライブ講座
「ポモドーロテクニックと矢羽根曼荼羅アート」
〜お絵描き曼荼羅アート講座7
矢羽根模様とは?
矢羽根柄・矢羽模様・矢羽根模様は
昔から着物柄や千代紙の柄として
よく使用される縁起の良い
日本を代表する和風の模様のひとつです。
江戸時代は「離婚しない」という結婚のお守り
江戸時代には
(射た矢が戻ってこない)=離婚しない
という縁起担ぎで、
結婚の際に娘に矢絣の着物を持たせる
という風習もあったほど。
矢羽根模様は男の子の強くたくましい成長を願うお守り
お宮参り着物としても
矢の柄は男の子によく使われますね。
男の子(武士)として
強く逞しい成長を願い身を守るお守りの意味も。
「的を射る」ことから、縁起の良いので
魔除けの破魔矢のイメージもあります。
破魔矢(はまや)とは、正月の縁起物や神具として神社・寺院で授与される矢である。破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓とセットにすることもある。
このほか、家屋を新築した際の上棟式に呪いとして鬼門に向けて棟の上に弓矢を立てる。
新生児の初節句に親戚や知人から破魔矢・破魔弓を贈る習慣もある。正月に行われていた弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事に使われた弓矢に由来するとされている。元々「ハマ」は競技に用いられる的のことを指す。これを射る矢を「はま矢(浜矢)」、弓を「はま弓(浜弓)」と呼んだ。「はま」が「破魔」に通じるとして、正月に男児のいる家に弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれた。後に、一年の好運を射止める縁起物として初詣で授与されるようになった。
参照: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E9%AD%94%E7%9F%A2
矢羽根模様は女学生の卒業式の縁起柄
画像:https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000225102
さらには、
射た矢は真っ直ぐに突き進む
未来に向かって真っすぐに生きてほしい
→卒業式の縁起柄、としても使われますね。
今も矢羽根模様は
卒業式の袴スタイルの大定番!
実は私も女子大の卒業式に
矢羽根の着物に袴スタイルでしたよ^^
そう、まさにこの格好!
これは、実は漫画の影響もあります。
「はいからさんが通る」で
定番化した大正ロマンの象徴
参照:https://mi-mollet.com/articles/-/9684
女学生の卒後式といえば・・・
ですよね。
1970年代後半に大ヒットした
漫画家・大和 和紀(やまと わき)さんの
不朽の名作・少女漫画
「はいからさんが通る」
シリーズ累計1200万部突破、
今なお色あせない名作ラブコメ!!!
この漫画の主人公・紅緒が
女学生時代に着ていたことから
矢羽根模様の着物=「大正ロマン」
の可愛いイメージが定着しました。
時は大正。「はいからさん」こと花村紅緒は竹刀を握れば向かうところ敵なし、跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘。ひょんなことから知り合ったハンサムで笑い上戸の青年将校・伊集院忍が祖父母の代からの許嫁と聞かされる。忍に心ときめくものを感じながらも素直になれない紅緒は必死の抵抗を試みて数々の騒動を巻き起こす。伊集院家に招かれ、花嫁修業をすることになった紅緒だったがそこでも相変わらず騒動を起こしていき……。
矢羽根の着物と袴は現代でも
卒業式の定番の人気スタイルですね!
ここまで日本文化に影響を与えるとは
大和 和紀さん、すごいです!!!
矢羽根模様を描いてみよう
23:37あたりから「矢羽根模様」の説明が始まります。
矢羽根は「縞模様」の応用ですね。
左上の模様が
矢羽根模様です。
「縞模様」の復習をしたい方はこちらです。
いかがでしたか?
矢羽根模様まとめ
①結婚のお守り
(射た矢が戻ってこない)=離婚しない
②男の子のお守り
強く逞しい成長を願い身を守るお守り
③女学生の卒業式の定番
射た矢は真っ直ぐに突き進む
未来に向かって真っすぐに生きてほしい「はいからさんが通る」の影響も!
とっても縁起の良い模様なんですね。
最後までご覧いただき有難うございました。
またお会いしましょう♪
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